ぽんぽんぽんちょ

ドラマの雑感。時々、趣味。好きなもの。雑談。

なぜ韓ドラファンに受けたのが『silent』だったのか?疑問に思う私の韓国ドラマと日本ドラマの関係分析

こんにちは、ぽんちょです。

コツコツと『silent』の感想を書いていたのですが、この内容をそこに書き始めて、長くなりそうだったので分けることにしました(笑)

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画像:fujitv

 

※『silent』のネタバレはありません。だいぶ長い記事です、ごめんなさいm(_ _)m

 

元々このドラマは気になっていて、「見ようかな、でも重そうだな」と思いながら、1話はとりあえず見ようと思っていました。

面白くない訳ではないんですが、私は最近日本ドラマをとりあえず1話だけ見て、1クール1~2本に絞って見るので、話題になっていなかったら途中でフェードアウトしていた気もします(笑)

 

このドラマ、韓ドラファンが一斉にわいたドラマだったじゃないですか。
なぜこれが一斉に韓ドラファンに伝わって話題になったのか、私には謎でした。面白くないと否定している訳ではなく、純粋な疑問で、そのままの意味です。

私は韓ドラ見ながら、日本ドラマも見ていたので、日本ドラマから離れていた組ではないから、そういう理由もあるのかもしれませんが、韓ドラファンはこのようなドラマを求めてた!みたいな記事も見て、『silent』みたいなドラマは日本ドラマに前から結構あったよなと思いながら。

 

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日本ドラマの変遷

私の個人的な分析としては、日本ドラマのレベルが韓ドラファンも楽しめるほど上がってきたということではなく、韓ドラファンの好みが日本ドラマにも寄ってきたという印象です。

 

個人的に、韓ドラは一昨年くらいから雰囲気が変わったかなと思いますが、日本ドラマの雰囲気が変わったのが2013~2015年くらいかなと思っています。

 

2012年までの日本ドラマ視聴率ランキングなどを見ると、TOP10までちゃんと知っていて、世間的に話もできたドラマが揃っているような気がします。

そして、2012年はまだドラマといえば?の中に月9が入っていて、フジテレビが上位に入っていた年だと思います。
『ドクターX(テレ朝)』が始まった年で、『ATARU(TBS)』『リッチマン、プアウーマン(フジ)』『鍵のかかった部屋(フジ)』『ラッキーセブン(フジ)』『ストロベリーナイト(フジ)』などがTOP10に入っていて、ほとんどフジテレビ。11位以降にも、『リーガルハイ(フジ)』『遺留捜査(テレ朝)』など知っている名前が揃っていました。

あのドラマ見てる?見てる見てる!というような会話が沢山話せた時代だった気がします。

 

2013年になると、『半沢直樹(TBS)』が流行り、『ドクターX』の第2シーズンが来て、『ガリレオ(フジ)』の第2シーズンが来ます。

 

この年は、上にあげた作品以外にも、『リーガルハイ(第2シーズン)(フジ)』『ショムニ2013(フジ)』『救命病棟24時 第5シリーズ(フジ)』など、フジテレビはそれより前に人気だったドラマの第2シーズン以降をやった作品が多くて、この年初めて作品化されたドラマで人気になったのは、『半沢直樹(TBS)』『とんび(TBS)』『安堂ロイド(TBS)』『ラストシンデレラ(フジ)』と、TBSが多くなります。

TOP10より下は、『Woman(日テレ)』『家族ゲーム(フジ)』などが流行っていた体感がありました。

 

2014年の視聴率1位は、フジテレビなのですが、『HERO(フジ)』とこれも元々人気だったものの第2シーズンをやるという方法でした。

 

2015年から、フジが上位にあまり来なくなって、『下町ロケット(TBS)』『アイムホーム(テレ朝)』『天皇の料理番(TBS)』『DOCTORS3(テレ朝)』『デスノート(日テレ)』がTOP5に来ます。

『銭の戦争』や『ようこそ、わが家へ』『デート 〜恋とはどんなものかしら〜』などTOP10にフジも入ってきているのですが、フジのドラマをみんながみんな「見た?見た見た!」で話すドラマでは無くなってきた感じがしていました。あくまでも私の体感ですが(笑)

 

視聴率は、2013~2015年の間で、フジからTBSやテレ朝が取っている印象が強くなりました。

それは、固定ファンが強いのかなと思いますが、丁度月9の視聴率が取れなくなってきたくらいの時期だったと思います。

テレ朝は、前からドラマが人気になると、『相棒』や『科捜研の女』最近なら『ドクターX』など、シリーズ化する傾向があり、「月9」や「日曜劇場」など、放送枠で固定ファンがつく訳ではなく、ドラマで固定ファンがつくようなイメージです。
TBSは、元々日曜劇場は人気でしたが、『半沢直樹』からより固定ファンがついた印象でした。

 

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『逃げ恥』の流行

ここまでは日本ドラマでも、日曜劇場などのように、こんなの現実にあんのか?みたいなドラマらしいドラマが流行していたと思います。非現実をドラマに求めるイメージ。

 

2016年になると、『逃げるは恥だが役に立つ』が流行します。

 

もちろん、『ドクターX』や『99.9』など、医療ものや法廷ものなど、そういうお仕事ドラマも人気だったのですが、日々の生活に疑問を呈したドラマだったのが、『逃げ恥』だと思います。もちろん偽装夫婦という非現実的な要素はあったけどね(笑)

 

ここら辺から、人気のあるラブストーリーがどこかの社長や御曹司との恋愛とか、2人の恋にすごい障害があって(先生と生徒とか)、頑張った末に大恋愛を実らせるとか、そういう壮大なストーリーではなくなってきた気がするんです。あるには、あったけど。

 

韓ドラも変わってきている

近年、韓ドラも韓ドラっぽくなくなってきたと思っています。もちろん、韓ドラにもTHE・韓ドラ!って感じの、髪の毛引っ張るみたいなえげつないストーリーのものも人気ですが、素朴なストーリーのものも人気になってきたと思います。

 

それの大きなきっかけは、『椿の花咲く頃』や『まぶしくて』などのドラマなのかなと個人的には思っています。(サスペンスやタイムトラベル的な要素を除いて)

その前からそのような雰囲気のドラマがあっても、これをきっかけに広く受け入れられたような感じがしました。

日々の少し気になるところや人間関係を、丁寧に描くようになったような気がしています。
それまでの最近の百想の大賞って、ファンタジーやら、海外撮影が出てきたり、宇宙人出てきたり、非現実的すぎる物語のドラマが多かったじゃないですか(笑)

 

椿は、2019年でした。
韓ドラがまだ壮大なストーリーだった時、日本ドラマが先に素朴なところに焦点を当てるストーリーに変わってきていて、韓ドラも後からそういう風に変わってきたという感じだと思っています。

そのため、韓ドラファンがそういうストーリーに慣れ、日本ドラマが受容しやすくなったのかなと私は勝手に分析します(笑)

壮大なストーリーに慣れていたら、素朴なストーリーなど、どんなに繊細に丁寧に描かれていても、つまらなく感じてしまうのは仕方がない気がするので(笑)

 

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流行の転換点って、どうしても着いていけなかったり、つまらなく感じてしまうことが多いと思います。

私も2013~2015年くらいは、日本ドラマがつまらなく感じた時期でした。それは、それ以前はドラマがほとんど面白かったので、話題のドラマを見れば基本的に途中リタイアすることは無かったから。

2013~2015年は、これは途中でやめよう、これは最後まで見よう、と取捨選択してしまうことが多くなった時期でした。それは今でも変わりません。でも、その変わり目だったから、面白くないドラマが増えたなって思っただけで、描き方が幅広くなったのかななんて今は思ったりします。

まず、日本ドラマと韓ドラの制作費は大きく違いますから、壮大なストーリーを描こうとしても、制作費が足りなかったり、安っぽくなったりして、思い切って比較的素朴なストーリーに転換したという部分もあるのかな?とも思います。

 

そのため、日本ドラマのレベルが上がってきたということは、私はあまり感じなくて、韓ドラ勢の好みが日本ドラマにも寄ってきたと感じています。

それは、多かれ少なかれ、韓ドラを見て韓ドラを参考にし、日本ドラマに生かしているところもあるかと思いますが、『silent』が突然韓ドラファンに人気になるほど、そこまで大きく日本ドラマは変わっていないなと感じます(笑)

『silent』の感想に詳しく書くつもりですが、『silent』は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』というドラマと被るところがあるなと感じましたし、いつ恋は2016年ですし。でも私はそこまでいつ恋好きでは無いんですけどね(笑)

 

日本ドラマのレベルが上がった訳では無いと思うと、ネガティブに聞こえてしまうことを書きましたが、レベルが低いと言っている訳ではなく、日本ドラマは日本ドラマのカラーがあると思っています。韓ドラには韓ドラのいい所があって、日ドラには日ドラのいい所があります。

総評して言いたいのは、日本ドラマは『silent』が突然褒めたたえられる程、レベルが低い訳では無かったよということです。『silent』を否定したいものではなく、今まで「日本ドラマはなぁ...」となっていた人が、このドラマを見て、「日本ドラマレベル上がったなぁ!」となっているのを見て、非常に疑問に思ってしまったということです(笑)

韓ドラファンの方で、『silent』にそこまでハマれなかったという方は、私と仲間です。でも私は今でも日本ドラマを見ているので、やっぱり日本ドラマはつまんないなとポイッとしないで欲しいです(笑) 韓ドラにも作品によって合う合わないがある通り、日本ドラマにも合う合わないがあります。人気ドラマでもハマれないものはあります。

 

あくまで私の見解なので、様々な意見があると思います。異論は認めない系の分析記事ではございません!!(笑)
ひとつの意見として受け取ってください。

 

『silent』がTVerでの再生回数を更新していたのは、そもそもドラマが人気だったことに加えて、SnowManのメンバーが主要キャストだからということも大きく関係していると思います(笑)
SnowManのファンは、すごいですから。よく知らんけど。←
SnowManのファンは、SnowManに数字で結果を!的な感じで、とても団結している印象です(笑) 大事です、数字出すのは(笑)

 

『silent』にそこまで夢中になれなかった理由は、最終回まで見て感想記事に書こうと思います。あくまでも、話題になっているほどハマれなかっただけで、リタイアするほどでは全くないので、面白くない!ってことでは全然ないです(笑)

 

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日本ドラマから離れていて、日本ドラマをたまに見てもいいなと思った方へ

私がハマったドラマで、世間的にも人気だったドラマのオススメ5作品です。最近のドラマだけで選んでいます。

 

最愛
私のイチオシはこれ。1/1と1/2にTBSで再放送。(☆放送日程は記事最後) Paraviにしかないの残念…って思ってたら、一昨日Disney+に入ってきた!(笑) もしこれが好きなら、ほぼ同じ制作陣の湊かなえ原作ドラマ3つを見るのもおすすめ。

MIU404
アンナチュラル
→この2つは制作陣がほぼ同じです。『逃げ恥』と同じ脚本家です。でも『逃げ恥』ほど軽いドラマではありません。演出は『最愛』と同じ。アンナチュラルは韓ドラリメイク予定。

 

99.9
→1話完結のテンポの良い弁護士ドラマ。事件は重いけど、捜査中はコメディ多め。ドラマが2シーズンと映画1つ。日曜劇場。

TOKYO MER
→1話完結の医療ドラマ。鈴木亮平がTHE・鈴木亮平の役してる。最後以外は重くない、軽めの日曜劇場。映画化予定。ドラマはドラマで完結してます。これも『最愛』と同じくTBSで1/2と1/3に再放送。(☆放送日程は記事最後)

 

ドクターX
→これは私は見てないのですが...w 放送のある年は年間視聴率1位になっています。全7シーズン。リーガルVはちょっと見たけど面白かった。

 

すみません、近年だけで選んだらTBSばっかになっちまった(笑)(最近はTBSばっかり見ている)

『最愛』以外は恋愛描写はありません。ドクターXはわからない。(笑) 多分ないと思う。
このオススメは絞ったものなので、もっと沢山良いドラマはあります...!

 

もし『silent』にハマれなかった方は、こっちに好みがあるかも。でも『silent』にハマっている人は、『最愛』にもハマってたイメージです。私は『silent』はそこまでで、『最愛』どハマり勢でしたがw

 

☆年始に再放送予定のドラマの放送日程。

『最愛』の再放送は、録画して見てください(深夜なのでw) サスペンスドラマです。
ちなみにこのドラマは、去年最後のブログ記事でもオススメしてますw それくらい好きなドラマでした。

 

TBSは、その前の年にヒットしたドラマを、次の年の年末年始に一挙再放送する傾向にあります。いちいち毎クールチェックしなくても、年末年始の一挙再放送でヒット作を見るという選択を取ってもいいかもしれません🤭

(これはTBSに限ったやり方ですが…w)

 

めちゃくちゃ面倒臭く長々と語ってしまいました、すみません( ̄▽ ̄;)

 

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